落し物Ⅳ
『俺、外に出て様子見てくるから!
MAKIはちょっと待ってて。』
「いや。私も行く。」
『車の中にいればいいじゃん。』
「車の中も怖いの!」
『そっか、ココの幽霊は車にも乗ってくるからな!』
「もう言わないで。」
『ホーンテッドマンションと一緒だと思えば大丈夫だろ。』
「お化けの話はもういいから…」
『わかったよ。じゃあ行くか!』
「ZIN。私さっきから気になってるんだけど…」
『何?』
「私達がココに来た時から、あの車ずっと停まってるんだけど…」
『あの車? 俺も気になってた。
これから見に行こうと思ってるんだけど!』
「吉野さんの携帯番号、聞いてきたんだよね。」
『ああ。』
「電話してみればいいじゃん。」
『MAKI!』
「何?」
『お前、賢いな!』
「っていうか、ZINがバカなだけでしょ!
早く掛けなよ。」
『わかった。
♪プルルルル~♪
もしもし、吉野さんの携帯を拾った方でしょうか?』
〔そうです。〕
『吉野さんの代理で携帯を受け取りに来た者ですけど。』
〔そうですか…〕
『今、待ち合わせの場所にいるのですが、
あなたは今どちらに?』
〔俺もいます。〕
『もしかして、ボックス型の白い軽自動車ですか?』
〔はい。〕
『そうですか。
私達、その車が見える場所に居ますので、
これからそちらに伺います。』
〔わかりました。〕
『MAKI、やっぱり、あの車みたいだ。』
「そう。」
『じゃあ、俺行ってくるから。』
「だから、私も行くって言ってるでしょ。」
『わかったよ。
俺がそいつと話するから、
一応、車のナンバー控えといてくれる?』
「了解!」
・
・
・
『トン、トン。
すみませ~ん、携帯電話を受け取りに来た者です。
この窓、開けてもらえますか?』
〔オタク誰? 女が来るはずじゃなかった?〕
『その女性の代理人です。』
「ZIN、控えたわよ。」
〔今、女の声がした。でも違う女だな。声が違う。〕
『あんた、電話の声、覚えてるのか?』
〔頭の悪そうな話し方だった。それでもっと低い声。〕
「ZIN、どうしたの?
さっさと受け取って帰るわよ。」
『MAKIは、そこにいろ。』
「なんで?」
『いいから、こっち来るな!』
〔MAKIって言うんだ。 そこの子。〕
『あんたには、関係ないだろ。
早く携帯電話を返してくれないか!』
〔わかったよ、ほらっ、これ。〕
『ありがとう。ところで…。
この電話でどこかに電話したとか、何か利用しました?』
〔してないよ。信じてないなら携帯を開けばわかるよ。〕
『開けば?
あっ! 液晶画面が!!』
〔俺がやったんじゃないから。
俺が拾った時には、そうなってた。〕
『画面が潰れてる…』
〔壊れてると思ったけど、電話が掛かってきたから。
まだ使えるけど、何にも見れないよ。〕
『この携帯、どこで拾ったんですか?』
〔駅のロータリー。 タクシー乗り場の近く。〕
『じゃあ、駅のロータリーで拾った時にはもうこの状態だったと?』
〔そうだよ、別に信じなくてもいいけど。
ところで、オタクらは誰なの?
代理人って弁護士かなんか?〕
『探偵です。』
〔うそ、マジ! 探偵? 本物?〕
『出来れば、電話番号だけでもいいから、連絡先教えてくれないかな?』
〔本物の探偵って初めて見たよ。
やっぱ、オーラが違うね。
最初、警察かと思ってさ、逃げようか考えてたよ。
でさ、探偵さんってこんな仕事もすんの?
やっぱり浮気調査ってのが多いんでしょ。〕
『まあね…』
「ZINっ! 何かあったの?」
『いや、別に。』
「急に相手の声が聞こえだしたけど!」
『大丈夫だから。』
〔なんか書くものない?〕
『えっ、あぁ。じゃあこれ使って。』
〔はい、電話番号。これでいい?〕
『いいよ。じゃあ今、電話掛けてみるから。』
〔いいよ。〕
『♪プルルルル~♪
ちゃんと電話掛かったね。 ありがとう。』
〔ホントに使ってないから。
何なら、電話会社に利用状況確認してみれば。〕
『わかったよ。』
〔じゃあ、俺帰っていいよね。〕
『あぁ、今日はありがとう。』
〔こういうのって、友達に言っていいの?
守秘義務ってあるんでしょ。〕
『俺にはあるけど…』
〔友達に自慢するよ。 探偵に会ったって!
あっ、名刺とか持ってないの?〕
『名刺?
じゃあ、これ。』
〔やったー。また電話してよ、待ってるから。〕
『用事あったらね。 もう一つ聞きたい事が…』
〔じゃあね。〕
『あっ!帰りやがった。けど、まあいっか…。』
「ZIN?」
『何?』
「相手、テンション上がってたみたいだけど。
機嫌悪くするような事、言ったんでしょ!」
『そんな事は言ってないけど
探偵って言ったら、愛想良くなった。』
「どんな人だったの?」
『一言で言えば、ヲタクみたいな風貌。
ハイキングウォーキングのQちゃんみたいな感じ。』
「ちょっとキモイかも…。」
『悪いヤツじゃなさそうだったけど。』
「コーラ、一気飲みとかして、
山手線の駅名言ったりしそうだった?」
『出来ないだろ…。
そんな話はいいから、早く吉野さんに電話返してあげよう!』
「ねえねえ、徳川十五代将軍の名前とか言えそうだった?」
『しつこいな。』
「ねえねえ、ブーブークッションを鳴らさずに座れそうだった?」
『MAKI! お前の後ろに赤い傘の女が!』
「そんなのいいから! スーパーイリュージョンは?」
『お化け怖くないの?
お前、どんだけ”Mr.スズキックス”が好きなんだよ…。』
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コメント
はじめまして。
探偵というと、世間では浮気調査などのイメージが強いんですが、アニメや小説などをみていると、かなり格好いいですよね。
インターネットで探偵学校の広告をたまにみます。
お仕事頑張ってください。
投稿: スターズ | 2009年1月14日 (水曜日) 12時51分
こんにちは。
探偵の日常が垣間見ることができて、とても嬉しく感じます。
今後とも頑張ってくださいね。
投稿: 浮気調査 | 2009年11月12日 (木曜日) 15時37分
http://rakuraku.nnstarterpp.net/txsmwem/
おおおコレー!!!!!!!!!!!!!!
試しにヤってみたらソッコーで8 万 稼 げ たぞーwwwww
なんすかこの錬金術wwwwwww
就 職 先見つかんねーししばらくこれのお世話になるっすヽ(´ー`)ノ
投稿: 俺の時代キタコレwwww | 2009年11月16日 (月曜日) 01時59分
パイパイパイパイ!!!アーーーーパイパーーイヽ( ・∀・)ノ
・・・そんまそーぬ興奮しすぎて取り乱してまつwwwwwww
http://paipai.world-wife.com/dlcz644/
これ知ってたっけ?俺知らなくって浩二君に教えてもらったんだが
ソッコーで6万ゲトったどwww セレブの金使いすげえぇえふあ((゜д゜;))
投稿: 豊作じゃー!!!!!! | 2009年11月19日 (木曜日) 04時42分
風-俗にすら行く勇気も金もなくて結局32年間童-貞・・・だから
前に教えてもらったのがチョイ気になってたし、とりまヤってみたwww
http://pyupyu.momoringo.net/k28l0x7/
えーこっちから何もアプローチしなくても楽勝でハメれたっす!ヽ(・∀・)ノ
お金も予想以上にいっぱい貰えるし会社も辞めてやりましたーよ(*´`ω´)/
あーー俺ってばなんで今までクソ真面目な人生送ってきたんだろ(T_T)
投稿: やっと卒業!!!!!!!!!!! | 2009年11月25日 (水曜日) 01時51分