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2008年5月23日 (金曜日)

狙われている子供たち

大人以上にネットを利用しているかもしれない子供たち。


今時の子って、寝ている時以外
携帯電話を肌身離さず持ってますよね…


一ノ瀬探偵事務所には最近、小学生・中学生・高校生からの
ネットを利用して起こったトラブルの相談が頻繁にあります。

プロフサイトとかSNSを含むブログっぽいのとか、
子供たちは自分のサイトというかスペースを持っていて、
友達同士でコミュニケーションを取っている。

親が見えない(知らない)世界での繋がりですね。

もちろんネットの世界で自分のスペースを公開しているという事は
基本的にどんな人でも閲覧できる。

子供たちは、そんな事まったく意識していないのか?
知らないのか?わからないけど、自分の「携帯のメアド」や「名前」、「学校名」など
普通にUPしちゃってるんですよね…
それと画像やプリクラなんかも…

ZIN的には、どこまでがOKなのかボーダーラインをわかってなくて
とても危険だと思います。


相談メールをくれる子たちは、
トラブルの内容が
身近な人に相談できる内容じゃない事が多いから
1人で抱え込んじゃう事が多いみたいです。

そういう子達が一ノ瀬に相談してくれて、
解決できて反省してくれるのは
アドバイスをしたこちらとしては、すごく嬉しいです!

やっぱり嫌な思いとか怖い思いをしないと
わからないんだろうなぁ~。
それは子供だけじゃなくて大人も同じ。
もちろんZINも(笑)
いい経験になったと思うしかありませんね!


パソコンソフトの紹介なんですけど
フィルタリングソフトってのがあるんです。

詳しくはこちら↓
Yahoo!あんしんねっと
http://anshin.yahoo.co.jp/

ココで解説するより↑からページを見てもらった方が早いと思いますが
簡単に言えば『有害サイトから子供を守る』ソフトです。

Yahoo!Japanが提供している無料ソフトで、有害サイトのブロック率が高いようです。
そして、子どもの閲覧履歴を確認できるようです。

トラブルを未然に防ぐには何か対策をしなければいけません。
その対策の一つとして、フィルタリングソフトの導入を考えてみては?

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切り取られた手帳-ep0(ゼロ)

  数日前のある日…

『るるさんにお願いがあるんですけど!』

【どんな調査? 浮気?】

『調査じゃないんですけど、調査みたいな…』

【調査みたいって何?】

『行方調査ぽいのを少し手伝ってもらいたくて。
 話すと長くなるので、呼び出したんです。』

【そう… わかった、話してみて! 対象者はどんな人?】

『えーと…
 カッコ良くて、頭が良くて、武道館でライヴをするのが夢で
 電車ではお年寄りに席を譲り、
 交通量の多い道路では、お年寄りをおんぶして渡ってあげる
 とても心優しい青年です。』

【すごい人ね… 写真とかある?】

『写真ですか?
 写真とか撮るの嫌いなんですよ。
 それに、るるさんの目の前にいるじゃないですか!』

【カッコ良くて優しい男ねぇ… 私には見えないわ。】

『もぉ~、照れないでハッキリ言ってもらっていいですよ!』

【はぁ… 私、帰ろうかな…】

『ちょっ、ちょっと待ってくださいよ。』

【…で、何で私がそんなおバカさんを探さないといけなくなるの?
 この場でとっ捕まえれば、無駄な時間が省けるんだけど!】

『冗談なんですけど…』

【わかってるわよ!】

『じゃあとりあえず、
 今回の計画をコレに書いてきたから、目を通してもらえます?』

【何、この調査指令書って? 本格的ね…】

『読めばすべてわかってくれると思います。』

【黙ってコレを読めばいいのね?】

『はい。』

   ・
   ・
   ・

『どうですか?』

【ちょっと面白そうかも!】

『でしょ!』

【2時間ドラマの中の15分間だけピックアップしたような感じだね。】

『あまり時間掛けると、その日1日潰れちゃいますから!』

【しかし… 良くこんな事やろうと思うわね?
 なんか一ノ瀬探偵事務所って毎日楽しそうね!】

『そんな事ないですよ。』

【…で、当日、私がMAKIちゃんに電話をして
 ZINくんの手帳を見つけさせればいいのね!】

『はい、それだけしてくれれば、るるさんのお仕事は終わりです。
 簡単でしょ。』

【このくらいの仕事だったら、わざわざ呼び出さなくても…】

『これだけでも、詳しく説明しなくちゃ意味わからないでしょ!』

【まぁ、そうね…
 だけど、私は電話するだけなの?】

『はい。』

【ZINくんの事だから、もうその手帳の準備してるんでしょ!
 見せてよ!】

『いえまだ準備は…』

【まだなの? 善は急げよ。
 どうせその手帳使うんでしょ、貸しなさい!】

『えっ!?』

【え~と、どこがいいかなぁ~。
 よし、この辺を使いましょう!】

『ちょっと、待って!
 ちゃんと前から順番に使い・・・』

【いいの、ここで!
 ゴールは、ディズニーランドなんでしょ。
 この手帳に書くヒントは決まってるの?】

『これから考えようと…』

【ったく… 何も準備してないじゃない!
 じゃあ、私が考える。
 ZINくんは、私が言った事をそこに書きなさいね!】

『はい…。 なんか、るるさんノリノリっすね!』

【最初の言葉は、モノレールね。】

『シカトかよ…』

【何か言った?】

『別に何も…』

【13:00にゲート前で待ち合わせでいいわね!】

『13:00 ゲート前っと…』

【あともう一つ、何か無いかな?】

『今、ディズニーランドで25周年のイベントやってますよね!』

【それでいこう! 最後のヒントは25よ!】

『25!』

【書けた? ちょっと見せて。】

『はい。』

【何コレ? 汚い字ねぇ…。 モルールって何?】

『モノレールですけど…』

【これじゃ、絶対MAKIちゃん読めないわよ、モノレールって!】

『読めますって!』

 - ビリッ -

『うわぁ、何破ってるんですか!』

【いいのこれで! この下の紙を鉛筆で擦って文字を出す!
 暗号ってのは、昔からあぶり出しって決まってるの!】

『手帳が破られた…。』

【男が細かい事、言わないの!
 MAKIちゃんの誕生日を、名探偵コナンみたいにしたいんでしょ。
 これくらいやらないと!】

『コナンみたいになんて、一言も言ってませんけど…』

【どうかな…?】

『何が?』

【こんなヒントで、
 MAKIちゃん1人でディズニーランドまで行けるかしら?】

『難しいですか?』

【この手帳トリックしかヒントがないんでしょ。】

『トリックって言う程じゃないですけど。』

【私だったら、もし仮にモノレールって読めても
 羽田の方に行きそうだわ。】

『モノレールって読めますって! 失礼な…』

【よし!】

『なに?』

【私も行こう!】

『なんで?』

【決定権はMAKIちゃんに持たせて、
 私が一緒に行動して、間違ったルートに行かないように監視する!】

『そこまでしてくれなくても…』

【今回の報酬は、ディズニーランドのパスポートでいいからね!】

『それが狙いか。』

【何か言った?】

『いや別に…』

【あと、最後のコレはどうするの?】

『コインロッカー作戦?』

【そう!
 ディズニーランドのパスポートを
 コインロッカーから本人に取らせるんでしょ。』

『…の予定ですけど。』

【それが1番の難関じゃない!】

『るるさんが一緒なら、るるさんにその鍵を現場で渡しますよ。』

【だから、どうやって私は鍵を受け取ればいいの?】

『リゾートラインの乗客がドバッと流れ出てくる時に
 その人波に紛れてるるさんに渡しに行きます。』

【ちょっと危険な気もするけど…】

『まぁ、探偵ですからサラッとこなしますよ!
 最初の計画では、フリーメールで誰だかわからないように連絡して
 コインロッカーの上に隠した鍵を探させる予定でしたけど。】

【私は鍵の事、MAKIちゃんになんて言えばいいの?】

『怪しい男が近づいてきて、渡されたとでも…』

【胡散臭いわね…】

『だから、るるさんはMAKIの気をそらしておいてくださいね。』

【ホントにこんな計画にMAKIちゃんが引っかかるの?】

『それが引っかかるんですよ! やってみればわかります。
 想像力が豊かすぎて、アイツの方からハマっていくんですよ。
 きっとるるさんも楽しくなってきますよ!』

【わかったわ!
 なんか今からドキドキしてきた】

『じゃあ、当日よりしくお願いします。』

【何から乗ろうかしら!】

『なんの話ですか?』

【ディズニーランドの事!】

『ドキドキって、そっちですか…』

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2008年5月22日 (木曜日)

切り取られた手帳Ⅲ

【”もうすぐ舞浜に着くわよ。ちゃんと準備しておいてね”】

「るるさん、舞浜駅が見てきましたよ。」

【えっ!? あぁ、うん、わかった。】

「るるさん、何やってるんですか?」

【ちょっとメールをね…】

「るるさんは、このエリアにZINがいると思います?」

【MAKIちゃんの推理が当たっていれば
 このエリアのどこかにZINくんがいるんじゃない?】

「私、あまり自信ないのに…
 羽田に行けば良かったかな…」

【そんな事ないよ。
 MAKIちゃんがこっちだと思ったんだから、いいんじゃない?】

「こんなトコまで連れてきちゃってすみません。
 るるさん、駅に着きましたよ。」

【早く降りましょう。】

「これから、どっちに?
 リゾートラインの乗り場って、どこにあるんですか?」

【改札を出たら左手の方。イクスピアリの方よ!】

 ー ピッ、ガシャン ー

【MAKIちゃん、どうしたの?】

「Suicaの残高足りないみたい…
 チャージしてくるので、ちょっと待ってもらっていいですか。」

【あそこで待ってるわ、早くね!】

「はい。」

【今の内にメールを…
 ”もうすぐ、モノレールに乗るよ” 送信っと!
 ・・・・・。
 (メール受信)
 ”わかりました。それに乗って1つ目の駅で降りてください。”
 1つ目の駅ね!】

「るるさん、お待たせしてすみません。
 こんな事でつまずいてたら、探偵失格ですよね。」

【探偵は依頼を受けてから、いろいろと準備するから
 今日のは、失敗の内には入んないんじゃない?】

「るるさんは、優しいですね。ZINとは大違い…」

【ZINくんは優しくないの?】

「普段から何か失敗するとすぐ、探偵なのにそんな失敗するな!って。」

【ZINくんは厳しいわね。 でもZINくんらしいかも!】

「るるさんって、ZINの事よく知ってるんですね。」

【そんな事ないよ。ただZINくんって単純でわかりやすいって言うか…
 それより、リゾートラインに乗りましょう!】
  
   ・
   ・
   ・

「こんな風になってるんだ~。 つり革がミッキー!」

【MAKIちゃんは、初めて乗るんだっけ?】

「はい。 るるさんは?」

【ZINくんと調査で乗った事があるの!
 私も結構ディズニー通だと思ってたんだけど、ZINくんには勝てなかったわ。】

「ZINの場合、ディズニー通というよりヲタクですけど…
 ディズニートリビアを耳にタコが出来るくらい聞かされてます。」

【ZINくんの事、心配?】

「えっ!? ZINですか?
 きっと事件に巻き込まれたとしても、1人で何とかしてると思います!
 ・・・で、無事に帰ってきて、自慢げに武勇伝を話すんです。
 だから、そんなに心配はしてません。」

【そーなって欲しいって、願いに聞こえるけど…】

「そんな事ないです。」

【さてMAKIちゃん、どこの駅で降りればいいと思う?】

「リゾートラインの駅って4つありますよね…」

【いつの間にチェックしたの?】

「リゾートラインの切符売り場で。」

【じゃあ、1つ目の駅は?】

「ディズニーランド前ですけど。」

【そっか・・・
 たしか、ディズニーランドが25周年なんだよね?】

「はい。」

【じゃあ、そこで降りましょう。】

「手帳の”ゲート前”って、改札口の事なんでしょうか?」

【そうじゃないかな?
 改札を出て、周辺を探してみるのもいいと思うよ。】

   ・
   ・
   ・

「やっとココまで来ましたね!」

【13:00にはまだちょっと早いけど、ZINくんを探してみましょうか?】

「ココにZINがいるんでしょうか?」

【さぁ~、私に聞かれてもわからないわ。】

 - ブルブルブルブル… ブルブルブルブル… -

【MAKIちゃんの携帯、ブルってない? 何か変な音聞こえるけど!】

「えっ!?
 私の携帯です! メールが着ました。」

 ”よくココがわかったな。 おめでとう!”

【誰から?】

「ム・カ・ツ・クぅ~~~。」

【MAKIちゃん?】

「よくココがわかったな!って、バカから。」

【そうなんだ。】

「ZIN!、そこに隠れてるのバレバレなんだけど!」

【私の役目はココまで。
 この先の筋書きはわからないから、あとは任せたわよ、ZINくん!】

「ZINっ!」

『もぉ~、何言ってるの、るるさん!
 上手い具合にMAKIの気を引いててくれないと!
 もっとこぉ~、ドラマチックに終わらせたかったのに!』

【詰めがあまいんじゃない?】

『えぇ~、俺のせい? そりゃないよ~。』

【メールでもうZINくんだって、バレてるわよ!】

『あっ! フリーメール使うの忘れた…』

【メールが着てからのMAKIちゃん、周りを見渡す速さは尋常じゃなかったわよ。
 あれじゃバレるわ、MAKIちゃんを甘く見てたわね。】

「るるさんもグルなんですか?」

【ごめんなさいね。 ZINくんに買収されちゃったんだ。】

『バレちゃったんならしょうがない。ちょっと待ってろ!』

「どこ行くの?」

【待ってればわかるわよ。】

「帰ってきた。」

『え~と…
 よくココがわかったな、名探偵MAKI!
 お前には、これをプレゼントしよう!』

「ディズニーランドのパスポート?」

【アドリブに弱いのね… 台詞棒読みじゃない…】

『調査も一段落したし、前から連れてってやるって、約束してたし…』

「ありがとう…」

【ZINくん! 何か忘れてない?】

『忘れてませんよ。MAKIの案内係、ありがとうございました。
 じゃあ、お約束のコレ!』

【やったぁ~! ディズニーランドのパスポートだぁ!】

『何か、子供みたいな喜び方しますね…』

【バレないように、気ぃ使って誘導してきたから疲れたわよ。】

「るるさんは、最初っから知ってたんですか?」

【うん。】

「朝、電話を掛けてきたのも?」

【ZINくんに頼まれて!】

「そっかぁ~、るるさんが私に電話してくるのなんて滅多に無いから
 逆にZINに何かあったのかと心配しちゃったけど…」

【今日、誕生日だからお願いしますって、ZINくんにね!】

『失敗するなら、こんな計画立てずに普通に遊びにくれば良かったよ。
 おまえ、前から推理ドラマみたいな調査がしたいって言ってたから…』

【あんまり時間が掛からないように
 ちょっとした推理問題を解いて辿り着くように、2人で考えたのよ!
 西村京太郎ぽかったでしょ!】

「るるさん、ありがとうございます。」

『俺には?』

「ZIN… 今日は誰の誕生日?」

『MAKIの…。 違うの?』

「何年も一緒にいるのに覚えてないの?」

『だって、探偵業法用の従業員名簿に今日が誕生日だって…』

「バカね! 女がホントの生年月日書くわけないでしょ!」

【MAKIちゃん… それはマズイわよ…】

『お前は、法的な名簿にサバ読んで書いたのか?』

「私の誕生日は夏よ!」

【日にちまで誤魔化す意味がわからない…
 普通は年だけしょ。
 潜入調査の履歴書じゃないんだから…】

「女の誕生日を忘れるなんて、最低っ!
 走ってファストパス取ってきなさいよ!」

【何か疲れがドッと出てきたわ…】

『今日の俺の努力は? ねえ、るるさん!』

【はいっ、私のパスポート!】

『何コレ? えっ、るるさんまで…』

「は・や・くっ!」

『でも…』

「何?」

『まずは、ランドの中に入ってからじゃないと…』

「何ごちゃごちゃ言ってるの?
 今日は2人で楽しみましょうね、るるさん!」

【そうだね。】 

『3人でね! ねっ!』

「さぁ、行きましょう!」

『なんで…こんな事に…俺は絶対悪くない!』

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2008年5月20日 (火曜日)

更新

ZINのプロフィールが2005年で止まっていたので、
2008年までUpしてみましたhappy01

プロフィールというか生い立ちみたいなモノだけど・・・coldsweats01

clip http://max-tantei.cocolog-nifty.com/about.html

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切り取られた手帳Ⅱ

【MAKIちゃんお待たせ! 待った?】

「いえ、5分くらい前に私も着いたところです。」

【ZINくんからの連絡は?】

「ないです…」

【そっか。】

「あの…」

【なあに?】

「何で東京駅集合なんですか? ZINがココにいるって事?」

【MAKIちゃん。 ZINくんの手帳を貸してくれない?】

「はい、これです。」

【ホントに汚い字ね… まぁ、そんな事より!
 やっぱりね…
 MAKIちゃん、気付かない? 
 この”モルール”っていう字をよく見てごらん!】

「東京駅にモルールってお店があるんですか?」

【そーじゃなくて…】

「なにも…」

【さっきね、電話しながらネットで検索してみたの、モルールって!
 そしたらね、モルールっていうタイルのカタログページがあって…】

「ZINはタイルと一緒に壁とか床に埋め込まれたの?」

【もう~MAKIちゃん、最後まで私の話を聞いて!
 そのタイルのサイトの下に表示されたページを開いたら、謎が解けたの!】

「謎って?」

【汚い字だから読み間違えたと思うんだけど、
 モ”ル”ールの”ル”は、カタカナの”ノ”と”レ”!
 だからこれは、”モノレール”って書いてあるのよ!】

「モノレール!」

【だから手帳に残っているメッセージは
 13:00 モノレール ゲート前 25 って事!】

「?
 で、モノレールで何で東京駅なんですか?」

【東京駅はMAKIちゃんとの集合場所。
 ここから…】

「浜松町から羽田までのモノレール!」

【そう!きっとZINくんは、羽田に向かったんじゃないかしら?】

「なるほどっ! 暗号解読と名推理、さすが女探偵るるさん!」

【(暗号解読とは違うと思うけど…)】

「じゃあ、るるさん。早く羽田に向かいましょう!」

【そっ、そうね。】

「浜松町は山手線ですよね?」

【そうよ。
 念の為、東京駅から羽田までの時間を調べてみたら!】

「はい、そうします。
 え~と…
 Yahoo!の路線で、出発駅が東京で到着駅が羽田っと!」

【何時頃、到着予定?】

「なんか、検索結果がいっぱい出て来たんですけど
 大体30~40分くらいみたいです。」

【ちょっと見せて。】

「はい。」

【これは、京浜急行ね。モノレールで行くルートで検索して。】

「はい、わかりました。
 出発駅が東京で・・・あれっ?」

【どうしたの?】

「間違えて出発駅も変えようとしたら、
 東京ディズニーランドステーションってのが出てきて…」

【それがどうしたの?】

「ディズニーランドステーションって、モノレールの駅…ですよね?」

【そうね、モノレールね。】

「あれっ? あれっ?」

【MAKIちゃん、どうしたの?
 ”あれ?あれ?”って、壊れちゃったおもちゃみたい!】

「るるさん?」

【なあに?】

「ZINの手帳に”25”ってありましたよね?」

【あったわね。】

「それって、25周年の25なのかな?」

【25周年って?】

「今、ディズニーランドで25周年のイベントやってるんですよ。
 もしかしたら、こっちのモノレールじゃ…」

【MAKIちゃんは、どう思うの?】

「ん~。
 私は、ディズニーリゾートラインだと思います!」

【わかったわ。
 MAKIちゃんの思ったトコロに向かいましょう!】

「間違ってたらごめんなさい。」

【いいのよ。MAKIちゃんの思った通りで!(やっと、ここまで来た…)】

「今、11時半くらいかぁ~。(ZINを無事に見つけられるかなぁ?)」

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切り取られた手帳

♪プルルルル~・プルルルル~♪

【もしもし、MAKIちゃん? ”るる”ですけど…】

「あっ、るるさん! お久しぶりです。 お元気ですか?」

【元気だよ。MAKIちゃんは?】

「元気ですよ。今日はどうしたんですか?
 私に電話かけてくるのって、珍しいですよね!」

【珍しいとか言わないでよ。 …で、ZINくんは調査中?】

「やっぱりZINに用事があるんですね…」

【ZINくんの携帯に電話しても出ないから、調査中なのかなって…】

「調査じゃないと思うんですけど・・・」

【”調査じゃないと思う”って、どういう事?】

「私も今朝から連絡取れなくて…」

【MAKIちゃんも連絡取れないの?】

「はい…」

【それはおかしいわね。ZINくんとケンカでもした?】

「昨日はしてません。」

【昨日は?
 まぁ、その辺は触れないけど… こういう事よくあるの?】

「こういう事って?」

【連絡が取れない事!】

「ないです。」

【今、抱えてる調査は?】

「昨日報告した調査で終わり。今は何も無いです。」

【調査じゃないのに連絡がつかない? それは、おかしいわね!】

「そうなんです。」

【何が手掛かりになるようなものはない? 例えばZIN君の手帳とか・・・】

「ZINの手帳ですか? ちょっと待ってくださいね…
 あっ!」

【あった?】

「ありました!
 (いつも、どこに行くにも持ち歩いてる手帳がなんでココに?)」

【どうかしたの?】

「手帳があるんです。」

【それが変なの?】

「はい、肌身離さず持ってる手帳なんです。」

【そっか。
 じゃあ、その手帳に変なトコない?
 ん~、例えば、切り取られてるページがあるとか?】

「切り取られてるページですか?
 え~と…。
 あります!
 後ろの方のページが一枚ビリって感じに!
 几帳面なZINが、慌てたとしても書かないようなトコ。
 (ZINがページを飛ばして使うなんて…)」
 
【…という事は、前後のページは白紙って事ね。
 もしかして、その前後どちらかのページに筆跡残ってない?】

「無さそうですけど。」

【鉛筆で軽く擦ってみて! 何か浮き出るかも!】

「鉛筆でですか?」

【やってみなって!】

「わかりました。
 ・・・・・。
 あれっ? 何か浮き出てきた!」

【何て?】

「字が汚くて読みにくいんですけど、 

  ”13:00 モルール ゲート前 25 ”

 って、書いてあるような・・・」

【”13:00” ”モルール” ”ゲート前” ”25”って?
 ん~、なんだろう??
 13:00にモルールのゲート前で誰かと待ち合わせって事かな?】

「最後の”25”は?」

【わからない… 待ち合わせの合言葉とか?】

「合言葉ですか? じゃあ、モルールっていうのは?」

【モルールって、聞いた事ないわね。どこかの場所の名前なのかな?
 ZINくんから今日の面談の話とか聞いてない?】

「聞いてません。
 面談が13:00からだとして
 今10:00だから、待ち合わせだとしても、あと3時間ありますよ。」

【そうね。 朝から連絡が取れないっていうは変ね。】

「私、思うんですけど…」

【何?】

「このZINの使い方らしくない手帳といい、連絡が取れない事といい、
 もしかしたらZIN、何かの事件に巻き込まれたんじゃないかな?】

【事件って…】

「面談なら私に連絡してから行くし… きっとこれは事件だわ。
 危険な匂いに誘われて、事件に巻き込まれたんだわ!」

【MAKIちゃん、ちょっと大袈裟じゃ…】

「大袈裟なんかじゃないです。手遅れになってからじゃ遅いんです。
 るるさん!
 今日は予定無いんでしょ。
 私と一緒にZINの足取りを追いかけてくれませんか?」

【予定が無いなんて一言も言ってないけど…
 事件に巻き込まれたって言うのは、大袈裟じゃない?】

「そんな事言ってて、あのバカがお昼のニュースに出たらどうします?
 東京湾に変態死体が上がりましたって!」

【それを言うなら、変死体だよね…】

「そんな細かい事はいいのっ!」

【MAKIちゃん、正確にはいつからZINくんと連絡取ってないの?】

「昨日の夜からです。」

【そっか。探すなら早い方がいいわね。 私も行くわ。】

「はい、お願いします。」

【私も今からすぐ出るから、東京駅で待ち合わせましょう。
 13:00までには探し出しましょう。】

「わかりました。東京駅集合ですね。
 私もすぐに向かいます。」

【それとそのZINくんの手帳、忘れずに持ってくるのよ。】

「はい。(今から残り時間3時間って事?)」

【(変態死体になる前に、MAKIちゃんに探させないと)。】

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2008年5月10日 (土曜日)

見えない敵-完結報告

半年以上の沈黙を破り、『見えない敵』を完結させました。

追加2話で完結です。

しかも!
見えない敵『デジタルリマスター版?』もアップしました。

http://tanteizin.web.fc2.com/newfile8-1.html

ZINとMAKIの非公開会話を追加しました。

久しぶりにパソコンカタカタやって疲れた・・・

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見えない敵Ⅷ

「信じていいと思いますよ、恭子さんの言葉。」

【でも、メールはしているんでしょ!】

『正確に言うと、旦那さん側から一方的にですけど。』

「恭子さんは、旦那さんが手伝った引越しの後
 海外で生活している事になっているんです。
 ・・・よね、旦那さん!」

《・・・・・。》

「旦那さんは、本当に海外にいると思っているみたいですげど・・・」

『電源を切っていた恭子さんの携帯でメールの問い合わせをしてみたら
 大量に気持ち悪いメールが・・・』

「(気持ち悪いは、言い過ぎだよ)」

【気持ち悪いってどんな・・・?】

『簡単に言えば、”好きだよ”とか”早く会いたいよ”とか・・・
 ”妻と別れるからね”とか。』

【あなた・・・】

『その中に何故か”Xさん”からのメールを混ざってたんですよねぇ~
 間違えちゃった?』

《・・・・・。》

『何故でしょう、旦那さん?
 ”Xさん”のメールと旦那さんからのメールが同じアドレスなんですけど・・・
 僕の話、聞いてます? Xさん!』

《・・・なんなんだよ・・・・・。》

「はい!?」

《何なんだよ、あんたら!
 いつもいつも邪魔しやがって!》

『(キレだしたよ・・・)』

「私達は、奥さんの依頼で・・・」

『待て、MAKI!』

【パシッ!!】

「(うわぁ、痛そう・・・)」

【壊してるのは、あんたでしょ!
 恥ずかしいわよ・・・。もう・・・。私・・・。】

[大丈夫、ヨーコ・・・]

『旦那さん。
 あんた、何もわかってないね。
 奥さんの気持ちも、恭子さんの気持ちも。』

【自分の事ばっかり・・・】

《・・・・・。》

「これで私達の調査報告は終わりですが・・・。」

『ココからは、ご夫婦の話し合いですよね。
 僕達はこの先の話、口を挟めませんから・・・』

「居た方がいいですか? 奥さん・・・」

【ありがとうございました。
 大丈夫です。
 マユミも・・・ もう、大丈夫だから・・・】

[ホントに大丈夫? 2人で話出来る?]

【うん】

[今晩、うちに来れば?]

【うん】

[じゃあ、迎えにくるからね。]

【うん】

「それでは、私達も」

『帰ります。』

【ありがとうございました・・・】

     ・
     ・
     ・

「あの旦那さん、まだ恭子さんが自分の事好きだと思ってたんだね。」

『恭子さんもまだ完全には吹っ切れてないんだろう。
 海外に行ってるなんて、嘘をついてたんだから。』

「今の家に引っ越すって決めた時には、もう吹っ切れてたと思うよ。」

『そうかな?』

「そうだよ。 男と違って、女は決めたら引きずらないから!
 でも、大丈夫かな? 奥さん・・・」

『別れちゃうのかな?』

「ん~、どうだろう・・・。
 別れない方がいいとは思うけど、別れた方がいいかも知れないし・・・」

『どっちだよ。』

「旦那さんが今のままじゃ、奥さんが心配だよ・・・。
 あんなに何回も傷付けられて・・・」

『保坂さんがいるから大丈夫だろう。
 でも、恭子さんと奥さんの間に入っていた時は、大変だっただろうな。』

「恭子さんとまた仲良く出来るかな?」

『どうだろう・・・
 でも、あの旦那さん最低じゃね? 嘘までついちゃって』

「嘘は、いつかバレるって、身をもってわかったんじゃない!」

『恭子さんと奥さん両方と上手くいかせようとして・・・
 え~と、あれだよ、あれ!
 2匹のウサギを追いかけて、1匹も捕まえられないヤツ・・・
 何て言うんだっけ?』

「(何でそこまでわかってるのに?)」

『ほらっ、何て言うんだっけ?
 2匹のウサギを追いかけて、山で遭難するヤツ!』

「(なぜか、遠くなった・・・ 遭難はどこから出てきた?)
 そんなのもわかんないの? バカじゃない!」

『はぁ!? 何言ってるの?
 俺ほどのバカはいねぇ~よ!』

「・・・・・ん? そうね!」

『あぁ~もぅ~、ここまで出てきてんのに・・・』

「ホントに出てきてるの?」

『あっ!』

「出た?」

『羊頭狗肉!!』

「意味全然違うし・・・ (ウサギはどこ行った?)」

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見えない敵Ⅶ

『そうです。犯人はこの中にいる。犯・・・』

「犯人はあなたです!!」

『(それ、オレの台詞だったのに・・・)』

[えっ!?]

【なんで・・・】

『今日はやけに口数多いですね。
 普段はあまりしゃべらない人だと、奥さんから聞いていましたが・・・』

《えっ!私ですか?
 もぉ~、冗談はやめましょうよ。
 ・・・で、本当の犯人は誰なんですか?》

『下手な芝居はやめましょうよ、 旦那さん。』

「私達が恭子さんに会ったという話をした時
 おもいっきり顔が引きつってましたよ。
 眉毛もピクッって動きましたし・・・」

『見逃しませんよ!
 どんなに小さなリアクションもね!』

「私達、探偵ですから!」

『それに今までの会話の中で、あなたは嘘をつきました。』

《嘘? そんなのついてませんよ。》

「私達は恭子さんに会ったと言いましたよね。
 その時、浮気の発覚から今現在の事まで
 すべて聞かせてくれたんですよ。」

『あなたが恭子さんに口止めしていた事も。』

《口止め? 何の事でしょうか?》

「白々しい・・・」

『あなたは恭子さんの引越しを手伝ってますよね。』

【なんで・・・】

『さっきあなたは、どこに住んでいるんですか?
 って、言ってましたよね!』

[知ってたのに、知らないフリをしてたって事?]

《知りません、手伝ってませんよ!
 恭子が嘘をついているんじゃないですか?》

『もうやめませんか? 嘘つくの!』

《だから、嘘なんかついてませんよ!》

「恭子さんが言ってましたよ。
 恭子さんと一緒に買ったお揃いの携帯電話持ってますよね。」

【もう一台持ってるの?】

《持ってないよ!》

【それで今でも恭子と連絡を!?】

『そうじゃないんですよ』

【この手紙・・・
 全部嘘なの? まだ恭子は私を苦しめるの?】

『ちょっと落ち着いて聞いてください。
 恭子さんは、本気でゼロからやり直したいって言ってました。』

「足立区から引っ越した場所も旦那さんが知っているので
 そこからまた引越しをしているんです。」

《えっ!》

「知らなかったでしょ、旦那さん!
 ホトボリが冷めるまで大人しくしていようって言ったそうですね、
 恭子さんに・・・」

『実は、浮気調査で浮気がバレた後
 恭子さんは、ココに謝りに来たそうです。』

【来てないわよ、会ってない・・・】

『そう、会ってはいない。
 ここに来る途中で奥さんを見かけたそうです。
 顔を見た瞬間、動けなくなった・・・怖くなったって・・・』

[それは本当よ。私もその時一緒に居たから・・・
 私は謝りに行くの反対したんだけど。
 今は逆効果だって・・・]

【何で今まで言ってくれなかったの?】

[恭子にヨーコには言わないでって言われたし
 あの頃のヨーコは恭子の話NGだったでしょ]

【私だけ何も知らなかったの・・・】

[恭子に会ったら、殺しそうな勢いあったしね。]

【殺しはしないけど・・・ わかんない・・・】

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