ラブ・トライアングルⅩⅠ
数日後・・・
「ただいまっ!
依頼者に報告してきたわよ。」
『・・・・・』
「いつまで寝てるのよ。 起きろ、ZIN!」
『・・・・・
もし、オレが百獣の王ライオンだったら
今頃お前を喰ってるぞ!』
「あっ、そう!
逆に捕まえてライオン鍋にでもしてやるわ!」
『オレは今、連日の調査で風邪ひいて熱があるの!
病気の時ぐらい優しく出来ないの?』
「やっぱりあの男、同居人だったみたいよ!」
『オレの話、聞いてた? 熱、あるんだけど・・・』
「今日の夜、報告書見せて3人で話するみたいよ!」
『キビしいと思うな、あの1回の証拠じゃ・・・
なんだかんだ言い訳して、上手く逃げそう・・・』
「私も依頼者にそう言ったんだけどね・・・」
『やっぱりあと2・3回は証拠を・・・』
「どうしたの?」
『頭がボーっとしてきた・・・』
「うわぁっ! すごい熱!」
『だから、さっきから言ってるだろ!』
「でも、同居人はどういうつもりで
依頼者の彼女に手を出したんだろう?」
『オレの心配は無し?
一応すごい熱があるんですけど・・・』
「そんなの”冷えピタ”張っとけば大丈夫!
・・・で、どう思う同居人の気持ち。
ZINも取られた事あるんでしょ!」
『依頼者の気持ちは痛いほどわかるけど
同居人の気持ちはね・・・
どんな気持ちで友達の彼女に手を出すんだろう?』
「私が聞いてるの!」
『そっ、そうだなぁ・・・
別に何とも思ってないんじゃないの?
”好きになっちゃったんだから、しょうがないじゃん”的な
自分の事しか考えてない感じ・・・で、どうでしょう?』
「ZINの時もそうだったの?」
『えっ、オレの時?
わからない・・・
話し合う前に、2人で駆け落ちしちゃったから・・・』
「駆け落ち?
ちょっとぉ~、笑わせないでよ!」
『全然、笑うトコじゃないんだけど・・・』
「・・・で、どうしたのその後?
話してごらん、聞いてあげるから!」
『面白がってるだろ!
そんなニヤニヤして聞いてるヤツに
オレの古傷を話せるかっ!』
「大丈夫! 私、口堅いから!」
『そういう問題じゃ・・・
もう・・・ダメだ・・・
しばらく寝込みますので、お仕事はMAKIちゃん、よろしく・・・』
「ZIN・・・?
”冷えピタ”2枚にしてあげるから、話なさい!」
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