Connect The DotsⅦ
「”友達”フォルダに入っているメールの送信者は
みんな男性のようですね」
『メールの内容を見ても、女性ではないようです。』
【友達といっても、仕事関係の人たちですね、これは・・・
全員、私も知っています。】
『そうですか・・・
旦那さんは、学生時代の友達と連絡を取っていないんですか?』
【携帯のメールや電話で連絡を取っていると思います。
頻繁に携帯はイジっていますから!】
『携帯電話は調べたと言っていましたね。
証拠が無いから、パソコンの調査を依頼したと・・・』
【はい、そうです。】
「では、最後に”登録”フォルダを調べてみましょう!」
【お願いします。】
『この”登録”フォルダのメールは、
サイトの会員登録をした時のメールみたいです。
NECとかEPSONとか!』
【EPSONって何ですか?】
『EPSONというのは、パソコンの横にあるプリンターのメーカー
NECというのは、旦那さんが使っているパソコンのメーカーです』
【出会い系サイトの登録メールは無いんですか?】
「メールを全部確認しましたけど・・・」
『送信メールも怪しいメールは1つもありませんね・・・』
「ZIN、他になにか出来ないの?」
『例えばの話ですけど、女性とやり取りしたメールは
削除しているのかもしれません。
2・3日、このノートパソコンを使って監視してみますか?』
【私がですか? パソコン使える自信が無いんですけど・・・】
『わかりました。
今日、このノートパソコンには旦那さんのメールが
受信できるように設定しました。
これから、もうちょっと設定を変更しますので
3日後また一緒にメールの確認をしましょう』
「設定を変えるって、何するの?」
『メールアカウントの設定を変更するんだ!』
「ノートパソコンの?」
『いや、旦那さんの方も!
”サーバーにメッセージのコピーを置く”にチェックして!』
「これをやると、どうなるの?」
『簡単に言えば、メールを受信してもサーバーに残る!』
「いまいち意味が分からないんだけど・・・」
『旦那さんがメールを受信しても、サーバーに残ってるから
あとで、ノートパソコンでも同じメールが受信できる。
理解できた?』
「まぁ、なんとなく・・・」
【でも、そんなことして夫にバレませんか?】
『大丈夫ですよ!
あんなトコ確認する人いませんから!
一つ先に言っておくことがあるんですけど・・・』
【はい】
『この方法だと、受信メールは確認出来ても
送信したメールは確認出来ませんから!』
【送信メールを確認したい場合は?】
『また今日みたいに、データを移すか
直接旦那さんのパソコンで確認するしかありません。』
【わかりました。
では、また3日後によろしくお願いします】
「はい、では今日はこれで失礼します。」
・
・
・
『ふぅ~、やっと事務所に帰ってきたな』
「私思ったんだけど・・・」
『何?』
「データを移し変えたりする必要あったの?」
『今後のメールを受信する為に
メールアカウントはコピーする必要はあったんだ。』
「サーバーにコピーを置くってやつ?
最初から、そこまで考えてたの?」
『そう!
あと、旦那さんの部屋の感じ見て、気付かなかった?』
「何を?」
『旦那さん、凄く几帳面な人だと思うんだ。
だから、もし、パソコンを誰かがイジったと感じたら・・・』
「感じたら?」
『今までのメールが見たくても、見れなくなるかもしれない
と、思ってね!』
「消しちゃうって事?」
『どうだろう?
おれにはわからないけど、最悪全部削除しちゃうかもね!』
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