見えない敵-完結報告
半年以上の沈黙を破り、『見えない敵』を完結させました。
追加2話で完結です。
しかも!
見えない敵『デジタルリマスター版?』もアップしました。
http://tanteizin.web.fc2.com/newfile8-1.html
ZINとMAKIの非公開会話を追加しました。
久しぶりにパソコンカタカタやって疲れた・・・
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半年以上の沈黙を破り、『見えない敵』を完結させました。
追加2話で完結です。
しかも!
見えない敵『デジタルリマスター版?』もアップしました。
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ZINとMAKIの非公開会話を追加しました。
久しぶりにパソコンカタカタやって疲れた・・・
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「信じていいと思いますよ、恭子さんの言葉。」
【でも、メールはしているんでしょ!】
『正確に言うと、旦那さん側から一方的にですけど。』
「恭子さんは、旦那さんが手伝った引越しの後
海外で生活している事になっているんです。
・・・よね、旦那さん!」
《・・・・・。》
「旦那さんは、本当に海外にいると思っているみたいですげど・・・」
『電源を切っていた恭子さんの携帯でメールの問い合わせをしてみたら
大量に気持ち悪いメールが・・・』
「(気持ち悪いは、言い過ぎだよ)」
【気持ち悪いってどんな・・・?】
『簡単に言えば、”好きだよ”とか”早く会いたいよ”とか・・・
”妻と別れるからね”とか。』
【あなた・・・】
『その中に何故か”Xさん”からのメールを混ざってたんですよねぇ~
間違えちゃった?』
《・・・・・。》
『何故でしょう、旦那さん?
”Xさん”のメールと旦那さんからのメールが同じアドレスなんですけど・・・
僕の話、聞いてます? Xさん!』
《・・・なんなんだよ・・・・・。》
「はい!?」
《何なんだよ、あんたら!
いつもいつも邪魔しやがって!》
『(キレだしたよ・・・)』
「私達は、奥さんの依頼で・・・」
『待て、MAKI!』
【パシッ!!】
「(うわぁ、痛そう・・・)」
【壊してるのは、あんたでしょ!
恥ずかしいわよ・・・。もう・・・。私・・・。】
[大丈夫、ヨーコ・・・]
『旦那さん。
あんた、何もわかってないね。
奥さんの気持ちも、恭子さんの気持ちも。』
【自分の事ばっかり・・・】
《・・・・・。》
「これで私達の調査報告は終わりですが・・・。」
『ココからは、ご夫婦の話し合いですよね。
僕達はこの先の話、口を挟めませんから・・・』
「居た方がいいですか? 奥さん・・・」
【ありがとうございました。
大丈夫です。
マユミも・・・ もう、大丈夫だから・・・】
[ホントに大丈夫? 2人で話出来る?]
【うん】
[今晩、うちに来れば?]
【うん】
[じゃあ、迎えにくるからね。]
【うん】
「それでは、私達も」
『帰ります。』
【ありがとうございました・・・】
・
・
・
「あの旦那さん、まだ恭子さんが自分の事好きだと思ってたんだね。」
『恭子さんもまだ完全には吹っ切れてないんだろう。
海外に行ってるなんて、嘘をついてたんだから。』
「今の家に引っ越すって決めた時には、もう吹っ切れてたと思うよ。」
『そうかな?』
「そうだよ。 男と違って、女は決めたら引きずらないから!
でも、大丈夫かな? 奥さん・・・」
『別れちゃうのかな?』
「ん~、どうだろう・・・。
別れない方がいいとは思うけど、別れた方がいいかも知れないし・・・」
『どっちだよ。』
「旦那さんが今のままじゃ、奥さんが心配だよ・・・。
あんなに何回も傷付けられて・・・」
『保坂さんがいるから大丈夫だろう。
でも、恭子さんと奥さんの間に入っていた時は、大変だっただろうな。』
「恭子さんとまた仲良く出来るかな?」
『どうだろう・・・
でも、あの旦那さん最低じゃね? 嘘までついちゃって』
「嘘は、いつかバレるって、身をもってわかったんじゃない!」
『恭子さんと奥さん両方と上手くいかせようとして・・・
え~と、あれだよ、あれ!
2匹のウサギを追いかけて、1匹も捕まえられないヤツ・・・
何て言うんだっけ?』
「(何でそこまでわかってるのに?)」
『ほらっ、何て言うんだっけ?
2匹のウサギを追いかけて、山で遭難するヤツ!』
「(なぜか、遠くなった・・・ 遭難はどこから出てきた?)
そんなのもわかんないの? バカじゃない!」
『はぁ!? 何言ってるの?
俺ほどのバカはいねぇ~よ!』
「・・・・・ん? そうね!」
『あぁ~もぅ~、ここまで出てきてんのに・・・』
「ホントに出てきてるの?」
『あっ!』
「出た?」
『羊頭狗肉!!』
「意味全然違うし・・・ (ウサギはどこ行った?)」
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『そうです。犯人はこの中にいる。犯・・・』
「犯人はあなたです!!」
『(それ、オレの台詞だったのに・・・)』
[えっ!?]
【なんで・・・】
『今日はやけに口数多いですね。
普段はあまりしゃべらない人だと、奥さんから聞いていましたが・・・』
《えっ!私ですか?
もぉ~、冗談はやめましょうよ。
・・・で、本当の犯人は誰なんですか?》
『下手な芝居はやめましょうよ、 旦那さん。』
「私達が恭子さんに会ったという話をした時
おもいっきり顔が引きつってましたよ。
眉毛もピクッって動きましたし・・・」
『見逃しませんよ!
どんなに小さなリアクションもね!』
「私達、探偵ですから!」
『それに今までの会話の中で、あなたは嘘をつきました。』
《嘘? そんなのついてませんよ。》
「私達は恭子さんに会ったと言いましたよね。
その時、浮気の発覚から今現在の事まで
すべて聞かせてくれたんですよ。」
『あなたが恭子さんに口止めしていた事も。』
《口止め? 何の事でしょうか?》
「白々しい・・・」
『あなたは恭子さんの引越しを手伝ってますよね。』
【なんで・・・】
『さっきあなたは、どこに住んでいるんですか?
って、言ってましたよね!』
[知ってたのに、知らないフリをしてたって事?]
《知りません、手伝ってませんよ!
恭子が嘘をついているんじゃないですか?》
『もうやめませんか? 嘘つくの!』
《だから、嘘なんかついてませんよ!》
「恭子さんが言ってましたよ。
恭子さんと一緒に買ったお揃いの携帯電話持ってますよね。」
【もう一台持ってるの?】
《持ってないよ!》
【それで今でも恭子と連絡を!?】
『そうじゃないんですよ』
【この手紙・・・
全部嘘なの? まだ恭子は私を苦しめるの?】
『ちょっと落ち着いて聞いてください。
恭子さんは、本気でゼロからやり直したいって言ってました。』
「足立区から引っ越した場所も旦那さんが知っているので
そこからまた引越しをしているんです。」
《えっ!》
「知らなかったでしょ、旦那さん!
ホトボリが冷めるまで大人しくしていようって言ったそうですね、
恭子さんに・・・」
『実は、浮気調査で浮気がバレた後
恭子さんは、ココに謝りに来たそうです。』
【来てないわよ、会ってない・・・】
『そう、会ってはいない。
ここに来る途中で奥さんを見かけたそうです。
顔を見た瞬間、動けなくなった・・・怖くなったって・・・』
[それは本当よ。私もその時一緒に居たから・・・
私は謝りに行くの反対したんだけど。
今は逆効果だって・・・]
【何で今まで言ってくれなかったの?】
[恭子にヨーコには言わないでって言われたし
あの頃のヨーコは恭子の話NGだったでしょ]
【私だけ何も知らなかったの・・・】
[恭子に会ったら、殺しそうな勢いあったしね。]
【殺しはしないけど・・・ わかんない・・・】
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♪ピンポ~ン♪
「おはようございます。一ノ瀬探偵事務所のMAKIです。」
【お待ちしていました。 どうぞ、ZINさんMAKIさん。】
「おジャマします。
あっ、どうも旦那さんですね!
初めまして・・・ じゃないか・・・。」
《どこかでお会いした事ありましたか?》
【浮気の調査をお願いしたのも、この方達なの。】
「そうなんです。」
《あぁ~!
あの時はまったく気付きませんでしたよ!
まさか自分が探偵さんに尾行されるとは
思っていませんでしたから。
さすが探偵ですね!》
「バレたら仕事になりませんから!」
『・・・・・。』
「どうもお久しぶりです。
先日はありがとうございました。」
[お力になれましたか?]
「はい、とても!
ZIN! こちらの方が奥さんのお友達で”保坂さん”。
元浮気相手の情報を聞き込みに行った・・・」
《”元”ですからね。念の為!》
『初めまして、ZINです。
先日はご協力頂き、ありがとうございました。』
「(どう?
ZINが言うとおりに、奥さん旦那さんお友達を集めたわよ!)」
『(関係者が全員集まったか!これで舞台が整った!)』
「それでは・・・
みなさん、今日はお忙しい中お集まり頂いて
ありがとうございます。
今回、みなさんにお集まり頂いたのは
すでにご存知だと思いますが
奥さんに送られてくる嫌がらせメールの件です。」
【犯人がわかったんですか?】
「それは、これからZINが。」
『まず、今回の調査報告書をお渡ししますね。
早速、報告書の内容をご説明をしていきますが
よろしいですか?』
「奥さん、みなさんに報告書が見える様に・・・」
【はい、わかりました。】
『今日この場にはいませんが、ご依頼者様も怪しんでいた
旦那さんの元浮気相手ですが・・・』
《昔の話ですから・・・》
『足立区のアパートを引き払い、引越ししていました。』
《ホントですか? 怪しいですね!
それで今、どこに住んでいるんですか?》
『それは本人から口止めされているので・・・
すみません。』
[会ったんですか? 恭子に会ったんですか?]
「はい、会ってお話してきましたよ。
奥さんにはとても悪い事をした・・・
謝って済む問題じゃないけど、謝りたい・・・
って、言ってましたよ。」
【何よ、今更・・・ 顔も見たくない!】
『今は会わない方がいい。
もう少し時間が経ってから!と言っておきましたから』
[恭子がいなくなったって聞いて、すごく心配してたんです。
元気でしたか?]
「保坂さんから恭子さんのお話を聞いて、
私達もすごく心配してたんですけど
イメージと違ってめちゃくちゃ明るく元気でしたよ。」
[よかった・・・
でも、何で連絡してくれなかったんだろう。
引越しの事・・・]
【許せない、自分だけ・・・】
『MAKI、早く渡せよ!』
「わかってるわよ!
恭子さんから預かってきた手紙です。
受け取ってあげてください。
こっちが保坂さん宛てで、こっちが奥さん・・・」
【私にも!?】
『恭子さんの気持ち全部、手紙に書いてあると思います。
読んであげてください。』
《ちょっと待ってください。
私は妻から恭子が・・・恭子さんが犯人だと
聞いていたんですけど・・・》
『恭子さんじゃありませんよ!
自分の中で整理出来たんでしょうね。
引越ししたのもその為だそうです。
新しくゼロからスタートしたいと言っていました。』
「恭子さんとお話した事はすべて報告書に書きましたので…
後でゆっくり読んでくださいね。」
【恭子・・・
ちょっと、待って!
じゃあ一体誰が私にメールを送ってるんですか?
犯人は一体誰なんですか?】
『なぜ今日、皆さんにお集まり頂いたと思いますか?』
《・・・まさかっ! この中に犯人がいると!》
【そんな・・・。】
[・・・・・。]
『そうです。犯人はこの中にいる。犯・・・』
「犯人はあなたです!!」
『(それ、オレの台詞だったのに・・・)』
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『何かわかった?』
「奥さんのお友達に話を聞いて来たわよ。
1ヶ月くらい前までは確実にあのアパートに
住んでたみたいね。」
『1ヶ月前かぁ~
・・・で、いつ引っ越したの?』
「それは知らないみたい。
1ヶ月くらい前にあの部屋に遊びに行ったのが最後で
それからは連絡取ってないって!」
『仕事は?』
「依頼者の旦那さんと別れたのが原因で
会社に行けなくなったらしい。
お友達が最後に遊びに行った日の元浮気相手、
人が変わったみたいだったって!」
『人が変わったみたいって、どんな風に?』
「”毎日包丁を研いで、頭にロウソク結んで
夜中にワラ人形を打ってる感じ”」
『その話、今作った?』
「ホントにそう言ってたの!」
『そのお友達が? ワラ人形打ってるって?
そっ、そうなんだ・・・
で、仕事は辞めたって事?』
「辞めてはないみたい。 出社拒否って言うのかな?
そんな感じみたい。」
『付き合う前から親友の旦那さんって事は知ってた筈だよな?
それでもなぜ旦那さんと付き合う事にしたのか?
いつか別れの日が来ると思っていなかったのか?』
「全部、男が悪いの!
自分勝手に女の心に踏み込んできて・・・
責任取れないんだったら、
最初から声掛けてくんなって言うの!」
『どうしたの?』
「どうせ奥さんと別れるから、結婚しようとか言ってたんでしょ。」
『おいおい! 憶測で考えて勝手に興奮するなよ。
ちょっと落ち着けって言うか・・・何、怒ってんの?』
「元浮気相手は被害者なの!」
『直接その話を浮気相手から聞いてないだろ!
それに旦那さんから声を掛けたって何で言い切れる?』
「だって・・・ 男はみんなそうだから」
『MAKI!
今、オレ達がやってる調査は浮気問題じゃないんだぞ。
それに、フラれたショックで精神的にどん底に落ちたとしても
復讐してもいいって事にはならないだろ。』
「でも・・・。
なんかわかるのよ、浮気相手の気持ちが・・・
奥さんに復讐したいって気持ちがね。」
『ちょっと待て!
奥さんに復讐したいってどういう事?
さっき悪いのは男だって言ってなかった?
じゃあ、なんで旦那さんじゃなく奥さんに復讐するんだ?
オレから見ると完全に奥さんが1番の被害者なんだけど…』
「相手の女には幸せになって欲しくないというか・・・
愛した男には幸せでいて欲しいというか・・・
この気持ちは、女にしかわからないの!」
『何だそれっ! 勝手すぎるぞ!
男が悪いなら、男に復讐しろっ!』
「怒ってるの?」
『怒ってない!!』
「だから今回の犯人、元浮気相手で決定でしょ!
この前は失敗したけど、浮気相手しか知らない情報を
引き出す方法ないかな?」
『この前って?』
「依頼者の家に行った時!
私が盗聴発見道具を車に取りに行ってる時!」
『メールかぁ・・・
まだ犯人が浮気相手と特定するには早いからなぁ。
今、浮気相手の郵便物の転送先と転居先を調べてるけど、
それと平行して、メールの方も考えてみるか・・・』
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